阪神・秋山 リーグトップタイ6勝も3失点3四球反省

1回、打球を指さし野手に声をかける秋山 
 5回、浅間のセンター返しにグラブを出す秋山(撮影・西岡正)
 1回、近藤に適時打を浴び、先取点を献上した秋山(右)=撮影・西岡正
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 「日本ハム3-10阪神」(9日、札幌ドーム)

 巨人・高橋に並ぶ、リーグトップタイの6勝目を挙げた阪神・秋山だが、残したコメントは勝ち投手とは思えない後ろ向きなものだった。

 「大量援護をしてくれていたのにもかかわらず、先発投手として不本意な投球になってしまい情けない気持ちです」

 五回までに9点の援護をもらいながら、六回途中3失点で降板。「やっぱりチームのことを考えて、もっとイニングを消化したかった」と台所事情の厳しい中継ぎ陣を休ませることができなかったことを悔やんだ。

 初回から三回まで、すべて先頭打者に出塁を許し、今季自身最多タイとなる3四球も与えた。それでも1イニングに複数失点を許さなかった粘りの投球は評価に値する。

 これで自身は4連勝。いずれにしても交流戦3戦3勝の“勝ち運”は見逃せない。「野手、中継ぎ陣に助けてもらったんで、何倍にもして返したい。また気持ちを入れてセ・リーグ相手にも頑張ります」。チームの勝ち頭は前を向いて力強く誓った。

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