阪神・近本が母校の後輩たちをねぎらう 自身は北の大地で関学大対決に一発で完勝
「日本ハム2-4阪神」(10日、札幌ドーム)
阪神の近本光司外野手が、七回に4号ソロを放ち追加点を奪った。マウンドに立っていたのは関学大の先輩に当たる日本ハム・宮西。先輩から放った会心の一撃に納得の表情を浮かべてダイヤモンドを一周した。
場面は2死走者なしで迎えた第4打席。関学大の先輩・宮西と対戦した。初球、内角高め141キロ直球をフルスイング。高々と舞い上がった打球は右翼席に到達した。
「ストレートを仕留められていないというのがあったので、ストレートにしっかり合わせながら、先輩の宮西さんとの勝負が楽しみだったので、しっかり振り切れて。結果的にも追加点で良かったなと思います」
過去2度の対戦では、共に見逃し三振。3度目の正直で先輩から快音を響かせた。この日、神宮で行われた大学野球選手権・準々決勝では惜しくも慶大に敗れ、57年ぶりの4強進出を逃した。それでも母校の奮闘に負けじと、北の大地で先輩たちが熱い勝負を繰り広げた。
後輩たちの健闘に「本当にOBとして、良く頑張ってくれてるなと思いますし、自分たちは全力でやっているだけだと思いますが、見てるOBとかは本当に力もらってますし、楽しませてもらってるなというのはありますね」と話した。