阪神・梅野も五輪!虎戦士3人目 びっくり30歳バースデー、リーグ制覇の誓いも

 東京五輪の野球日本代表に選ばれていた広島・会沢翼捕手(33)が負傷で辞退し、代わりに阪神・梅野隆太郎捕手(30)が選出されることが17日、分かった。18日にも正式発表される。この日、30歳の誕生日を迎えた梅野は甲子園での全体練習に参加し、16年ぶりのリーグ優勝を“予言”。首位を独走する阪神の頼れる扇の要は、節目の年に、自国開催の五輪で金メダルも目指すことになる。

 30歳のバースデーに、梅野が東京五輪メンバーに選出されることが分かった。広島・会沢が15日・西武戦で左足を痛めて、出場を辞退。かねて侍ジャパン・稲葉監督が「捕手の梅野選手も頑張っている」と評価していた虎の正捕手に、白羽の矢が立った形だ。

 梅野は福岡大4年時の2013年に大学日本代表に選出され、主将として出場した日米大学野球選手権大会では優勝を経験。プロでの代表経験はないが、稲葉監督が甲子園を訪れた4月中旬には「もちろん出たい。意欲は変わらず、前向きにやっていきたい」と熱い思いを口にしていた。

 その言葉通り、今季は開幕から攻守にわたる活躍で、首位を快走するチームを支えてきた。ここまで59試合に出場。打撃では勝負強さを発揮し、得点圏打率・381をマークしている。3年連続でゴールデングラブを受賞しており、「梅ちゃんバズーカ」と称される強肩と、巧みなブロッキング技術は球界トップクラスのものだ。

 この日、梅野は甲子園で行われた全体練習に参加。「チームとして優勝することしか考えていない」と三十路(みそじ)の誓いを立て、こんなハッピーな予言を口にしていた。

 「今のチーム状況からしたら、何かいいことが起きそうな予感がする。8年目でまだ優勝の経験がないので、そこに突き進む、節目の年に優勝したい」

 60試合を消化した阪神は交流戦を2位で終え、貯金も「20」の大台に乗せた。球宴ファン投票でも「虎ジャック」が予想され、16年ぶりのVムードもいよいよ高まってきた。

 18日からの巨人3連戦では、前回対戦で離脱していた坂本も1軍に復帰。7ゲーム離しているとはいえ、油断はない。「自分たちの野球のスタイルを崩すことなくやっていきたい。そしたら勝利は見えてくると思う。守り勝つ野球というのをやっていかないといけない」と力を込めた。

 阪神からは青柳と岩崎が選出されており、気心知れた仲間の存在は心強い。阪神と日本を代表して戦う東京五輪での金メダル、そして悲願のリーグ優勝へ、梅野が予感を現実に変えていく。

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