阪神・平田2軍監督 一問一答 野村克也氏追悼試合「教えを伝えていかなきゃ。俺の使命よ」

 阪神監督時代の野村克也氏のパネルを見るファン(撮影・田中太一)
 来場者に配布された「野村ノート」(撮影・飯室逸平)
 駅前広場に掲げられた野村克也氏の語録(撮影・田中太一)
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 「ウエスタン、広島3-4阪神」(29日、由宇球場)

 阪神は広島に競り勝った。先発・西純は5回2/3を投げ、6安打1失点と粘りの投球。「三振を取ること」をテーマに掲げ、今季最多の8奪三振だ。

 打線は高山が今季3号の先制ソロ。28日に出場登録抹消となった小幡が適時打を放った。平田2軍監督の一問一答は以下の通り。

 -西純が六回途中1失点と粘りの投球。

 「課題のな、立ち上がり。羽月にフォアボールばっかり(3四球)やって、最後はあえて110球ぐらいいったところで、代えないで羽月いかせたところやからね。あえて。羽月にちょっと投げにくいのか、今日はその辺だけ。これである程度、久しぶりに結果が出て、いい感触をつかんでくれたかなと。まだこんなもんじゃない。まだこんなもんじゃないので、また次の登板だ。ただ、この前ソフトバンク戦で初回に7点、合計9点取られたから、ちょっと立ち直ってきたかなというところはあるな」

 -フォーム修正に関しては、どう感じた。

 「いやいや、この前のブルペンから安藤(2軍投手)コーチとかと修正に入って、本人もわかっとる。キャッチボールからちゃんと意識して、練習に取り組んでたんで。こうやって、ちょっと結果が出てくるとまた次の登板が楽しみになってくるね」

 -三振も8つ奪った。

 「ストレートのスピードもちょっと出てきて。彼はこれから夏で暑くなってきて、馬力をボンボンボンボン発揮してほしいピッチャーなんでね」

 -高山がまた一発。

 「まあ、高山も打球がこうやって上がってきて、この前(26日)もホームラン、今日もホームラン。感触というか、そういうところはちょっとずつ良くなってるし。今日は守りでもいいところ、いいプレーも出たし、そういうところでは1軍も残り半分(試合が)あるんだから。そういったところで、気合入れ直しや」

 -小幡が降格後、即タイムリー。

 「小幡はもう木浪や中野や糸原を抜かなきゃいけない、そのぐらいのレベルまで来てるので。1軍でレギュラーを取るというところの力付けをこれから。今まではファームでしっかりね、熟成してというか、ある程度経験させて、しっかり体力もつけさせてっていうところもあるけど。これからは、1軍のレギュラーを目指して、もっと体力強化や打球の質や力強さっていうのをやっていかなあかんな」

 -1軍では野村監督の追悼試合が行われる。

 「やっぱりこうやって、試合終わってのミーティングだとか、選手に色んなアドバイスをするところで、野村監督から、ノムラの考えをはじめ、色んなところで野球に対する姿勢とか、そういうところも非常に多く学んだんでね。本当に我々は若い時のコーチだったんで、野村監督の教えは今もこうやってファームの選手たち、またコーチ陣にもそれを伝えていかなきゃいけないっていうのは、俺の使命よ。やっぱり名将の考えや勝ちに対する執念とか、弱者が強者に勝つための色んなアイデアだとかさ。色んな勉強をさせて頂いた。これを引き継いでもらうように」

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