監督からの散髪指令、即実行で好結果 阪神2軍の陽川が5号2ランでアピール

 3回、陽川は2ランを放つ(撮影・山口登)
 阪神・陽川尚将=2021年5月
 3回、平田2軍監督(中央)は先制適時打を放った井上(左)と2ランを放った陽川(右)を迎える(撮影・山口登)
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 「ウエスタン、オリックス-阪神」(4日、オセアンバファローズスタジアム舞洲)

 阪神の陽川尚将内野手が5号2ランを放った。

 4番・井上の適時打で2点を先制した直後の三回2死二塁。増井が投じた143キロ内角直球を強振した。打球は弾丸ライナーで左翼防球ネットに着弾。6月27日のウエスタン・中日戦(鳴尾浜)以来の一発となった。

 由宇で行われた同・広島戦では無安打。3日の同・オリックス戦には帯同せず、鳴尾浜で打ち込みを行っていた。平田2軍監督は前日に「全然やんか、由宇で。髪の毛が長いし、床屋に行ってこいって言ったんだよ。自分で納得して、試合に出たいと、ちょっとずつ感覚がつかめたなら、自分で打撃コーチに言えと、そういう風にしてる」と話していたが、いきなり結果を残した。髪も切り、スッキリとした陽川が不振脱却の兆しを見せた。

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