阪神・平田2軍監督の一問一答 モイネロから安打を放った島田に「価値がある」
「ウエスタン、阪神0-4ソフトバンク」(6日、甲子園球場)
阪神2軍は打線が沈黙し、連勝が6でストップした。
来日初先発となったエドワーズは4回6安打3失点。2番手のドラフト3位・佐藤蓮は3回2安打無失点で4奪三振と好投した。
打線は5安打無得点。笠谷、モイネロら1軍実績もある投手を打ち崩せなかった。その中で、ウエスタン首位打者の島田は2安打と貫禄を見せつけた。平田2軍監督の一問一答は以下の通り。
-エドワーズは4回6安打3失点。
「3回で終わる予定が志願してもう1回行きたいということやったけど。そういうスタミナ、だいたいエドワーズがやられる時はポンポンポンポン、よく言えばテンポよく投げる、悪くいえばワンパターンのリズムで投げてしまうのでね、リリーフの時も。打たれだしたら止まらないというか。そういう所を4回に先発の時はそうはいかないというところで良かったんじゃない?3回のままで終わってたらまあいいやんってところで終わるところを4回で捕まったんで。そういう勉強も含めて、スタミナも含めて、こういうところでリズムだとか、もう少し先発になると緩急をつけるだとかね。3回で終わらずに4回で3点取られたところで、今日はいい勉強になったと思う」
-エドワーズの今後の起用は。
「安藤(2軍投手)コーチがどうするか(決める)。こうやって、長いイニング投げてれば、中継ぎはいつでもできるんでね。スタミナもつくし、ちょっとした緩いカーブとか、決め球のフォークとか、そういうところも含めて(勉強)。球種が真っ直ぐとスライダーだけだからね」
-佐藤蓮は好投した。
「十分だね。徐々に徐々に結果を残してきて、自信もついてきて。自信まではいかないやろうけど。ちょっとずつ、投げる度に成長は感じる。ストライク先行でカーブをピャっと。いいカーブ投げるんだ、やっぱりな。今日は真っ直ぐもそこそこ良かったし、この前は3イニングくらいでバテて、140ちょっとしか出なかったのが、今日はナイターということもあって、フォアボール3つか2つか(2つです)。全然、気にならないやん。今まではフォアボール出した時点で、これから3つ4つともう、どうにも止まらない。そういう心配がないよな。フォアボール1個ぐらい出したところで、そういう慌てる素振りもないし、ゲーム慣れしてきたというかさ」
-打線はホークスの投手陣にやられた。
「笠谷とか、1軍で打たれてファームに来たんだろうけど。ああいうキレのある真っ直ぐ。モイネロの153。こういうピッチャーを、今日はいいピッチャーを打たせてもらって。でも左の島田、小幡といったところは、やっぱり真っ直ぐに食らいついていってたんでね。この2人はやっぱり(違う)。島田も首位打者でしょ。小野寺もそうだけど、竜平(小幡)も3割乗ったんじゃない?(・299)そういうところで、何とかこういういいピッチャーから打とうという、そういうあれ(姿勢)は見えるし。まあ、井上とかこの辺はまだまだ勉強よ」
-島田はモイネロの真っすぐを捉えたことに価値がある。
「ああ、価値があるね。センター越えるような飛球もいいプレーしたし。モイネロのところ走っていいってしたんだけど、3点差でアウトになっちゃいかんというところでよう走らんかったけど。なかなか、モイネロからヒットを打って、十分、今、自分の役割というか、そういうの出してる」
-小野寺はファームへ落ちてきて、また1軍を目指す立場になる。
「もう、力不足。力不足以外、何ものでもない。ショックとかいうレベルじゃない。これはもう、こうやってもう一回。暖はそういうあれ(気持ち)じゃないし。たたき上げて、上がってきたんで。もう一回レベルを、ワンランク、ツーランクくらい上げないと無理よ。そういうところで、バントの失敗。ファームとはいえ、だから暖にはよくバントもやらせてたりしたんだけど。これ、実力不足以外なにものでもない。チャンスをものにできないということはそんだけの力しかない。これを糧にしてやればいい。今年はこうやってファームでも3割打って、1軍でも初ヒットを打って、支配下になって。そこをこれからどうやって今度は1軍で飯が食えるような選手になるかというところで、彼にとってはすごくいい1年間を過ごしていると思うよ。彼は真面目で必死。ただ、我々からすると、力不足。力つければいいねん」
-明日の先発は。
「アルカンタラ」