「ヤクルト５－６阪神」（８日、神宮球場）

　逆転勝利でカード勝ち越しを決めた阪神の矢野監督が、同点打を放った梅野をべた褒めした。

　１点を追う八回。２死一、三塁から梅野が三塁手・村上のグラブをはじく痛烈な同点左前適時打。直後に大山の勝ち越し１０号３ランが飛び出した。

　指揮官は「流れの中でリュウ（梅野）が打ってくれたっていうのがまずあっての悠輔（大山）だと思うし」と大山弾を演出した一撃を称賛。直前にはドラフト１位・佐藤輝（近大）が遊飛に倒れており、「いやまあそれは救われるよね、やっぱり。みんなで勝ちを目指すっていう中では、助け合うというところがリュウの一打になったんでね。本当に、勝負強く打ってくれました」と目を細めた。