阪神ドラ6中野 10戦連続安打!虎新人6人目 大敗に光った絶妙セーフティー!
「阪神2-8DeNA」(13日、甲子園球場)
チャンスを作るための最善策を考えた。とにかく塁に出る-。阪神ドラフト6位の中野(三菱自動車岡崎)が絶妙なセーフティーバント。ドラフト制後の球団新人では史上6人目、自己最長となる10連続試合安打とした。
「雰囲気が悪かったというのがあったので、何とか流れを変えようかなと思って狙いました」
淡々と攻撃が進んでしまっていた中で、ルーキーが相手の意表を突いた。ここまで1安打と抑えられていた五回2死。一塁側に絶妙なゴロを転がし、一塁にヘッドスライディング。本塁に生還することはできなかったが、必死の思いで風穴を開けた。
着実に結果を残し、存在感を示している。これで3日の広島戦から10試合連続安打で、7月に出場した11試合では38打数12安打。打率・316と好成績を残しているが「ヒットが出ていることはいいことなので、これからもこれを継続してやっていきたい」と気持ちを引き締めた。
一時は打撃不振に陥ったが、もう問題はない。「センターを中心に攻撃をしていくというのが復調の要因」と分析し、復調へのきっかけを見つけた。
前半戦は残り1試合。「しっかりいい形で締めくくれるように、後半戦にいい勢いをつけられるようにやっていきたい」。勝負の後半戦へ向け、中野が快音を響かせる。