阪神・青柳 侍のムードメーカーになる!菊池の後押し 楽天マー君に“弟子入り”志願へ

 「SAMURAI JAPAN」のマークを背にキャッチボールする青柳
 練習前、侍のユニホームを着て笑顔を見せる岩崎(中央)、青柳(右)
 練習のためグラウンドに姿を見せる青柳
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 「侍ジャパン強化合宿」(19日、楽天生命パーク宮城)

 東京五輪に出場する野球日本代表「侍ジャパン」が19日、楽天生命パーク宮城で合宿をスタートさせた。初選出で先発、中継ぎでの活躍が期待される阪神・青柳晃洋投手(27)は、侍のムードメーカーになることを宣言。また、楽天・田中将大投手(32)は北京五輪での雪辱を果たす金メダル獲得へ、強い思いを示した。

 真新しい侍ジャパンのユニホームに袖を通し、緊張感MAXで臨んだ東京五輪の直前合宿初日。しかし、そんな青柳の周りは和やかな空気に包まれた。中日・大野雄、広島・森下、DeNA・山崎…。終始明るく、あっという間に一つの輪になっていた。

 「皆さん気さくにしゃべっていただいて、すごくやりやすい雰囲気でした」。登板日に雨が多いことから“雨柳さん”と呼ばれ、阪神ではお笑い担当も務める右腕。侍のムードメーカーには「僕的になりたくないんですけど…」と最初は苦笑いだったが、その後に前向きな姿勢を示した。

 「初めての代表で、あんまりしゃべったことがない選手も多いので。少しでもコミュニケーションを取れるなら、そういう役割もいいかなと思います」

 16日のオールスター第1戦では、試合前の円陣で「さあ、いこう」と声出しを担当した。実は「菊池さん(広島)が指名してくれた」と舞台裏を明かした青柳。「菊池さんがすごいかわいがってくれる」と代表経験豊富な先輩の後押しを受け、稲葉ジャパンでも盛り上げ役を担う構えだ。

 この日は山崎とキャッチボールを行い、その後は外野のフェンス際で走り込んだ。大野雄や森下とセ・リーグ談議に花を咲かせ、これから楽天・田中将に“弟子入り”を志願する考えも表明。「ピッチャーとして、いろいろ聞きたいなと思います」と目を輝かせた。

 今季は14試合の登板で8勝2敗、両リーグトップの防御率1・79。抜群の安定感を誇る変則右腕は侍で先発と中継ぎ、両方でのフル回転が期待される。「金メダルに向かってやっていくだけなので。その中の一人としてやっていきたいと思います」。日の丸を背負う誇りを胸に、全身全霊をささげるつもりだ。

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