阪神・斎藤 猛アピ2回0封 最速154キロ直球×高速フォーク「精度上げたい」
「ウエスタン、阪神4-1中日」(23日、鳴尾浜球場)
1軍でリリーバーとしての地位を築くため、アピールを狙った。2番手で登板した阪神・斎藤友貴哉投手が2回1安打無失点と力投。「(この日最速の)154キロが出た感じは無かったんですけど、軽く投げても力感は出ていた」と投球に自信を見せた。
その直球に加え、抜群だったのはフォークの精度。1点ビハインドの四回1死一塁からワカマツ、石岡をいずれも140キロ台中盤のフォークで空振り三振に仕留めた。ただ現状の質に満足はしておらず「もう一つ上の段階に行くために精度を上げていきたい」。8月中旬の後半戦スタートまでに、レベルアップを図るつもりだ。
5月19日に今季初昇格して以降は1軍に定着した。先輩たちからアドバイスをもらい、侍ジャパンにも選出された岩崎からは「攻めろ」と助言を授かった。これが今の投球に生きているという。
「1軍に食らいつくという目標がある。五輪ブレークでのアピールが大事」と斎藤は闘志を燃やした。自らの働き場を確立させるために、鍛錬を重ねていく。