阪神・井上 同い年の宮城撃ち パ最多勝左腕から2点三塁打、10戦連続安打 

 3回、2点適時三塁打を放つ井上(代表撮影)
 3回、2点適時三塁打を放つ井上(代表撮影)
 3回、2点適時三塁打を放つ井上(代表撮影)
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 「ウエスタン、阪神4-1オリックス」(30日、鳴尾浜球場)

 今季のパ・リーグ最多勝左腕に対し、阪神・井上が強烈な一打を浴びせた。同い年の宮城が投じた緩い球に、体勢を崩されることなく強振。打球は左中間後方への大飛球となり、左翼・ロメロがグラブを伸ばすも捕球できず。2点三塁打で貴重な追加点をたたき出した。

 「チャンスだったので。なんとしても打ちたいという気持ちの中で、ヒットが生まれたので良かった」

 三回、1点を先制しなおも2死一、二塁の好機。宮城が投じた106キロのカーブを仕留めた。ファームで4番を任される男がたたき出した貴重な追加点。平田2軍監督は「パ・リーグNo.1のサウスポー相手に非常に燃えてくれたね」と称賛を惜しまない。

 これでウエスタンでは10試合連続安打をマーク。期間中の打率は・366(41打数15安打)、2本塁打、13打点と好調を維持している。1軍の前半戦をひもとくと、右で長打を打てるバッターが不足気味。陽川も定着することができなかった。

 だからこそ井上が結果を残し続ければ、1軍昇格も視界に入ってくる。チームとして戦力の厚みも増す。宮城との対戦を振り返った井上は「どれも一級品のボールだった。見られただけでも良かった」と収穫を強調した。優勝戦線で躍動するために、さらに高いレベルを求めていく。

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