阪神・岩崎 代役守護神任せろ!スアレス不在で後半戦開幕「しっかり仕事したい」
東京五輪の野球日本代表「侍ジャパン」で金メダルを獲得した阪神・岩崎優投手(30)と青柳晃洋投手(27)が11日、鳴尾浜での投手指名練習に合流した。一時帰国した影響で後半戦開幕時に不在となるスアレスの“代役守護神”を任される岩崎は、役目を全うすることを誓った。五輪で金メダル獲得に貢献した左腕が、今度はチームの悲願達成へ向けて全力で腕を振る。
どんな場所でも、不動心だ。侍ジャパンの一員として金メダルを獲得した岩崎が“代役守護神”への意気込みを語った。
「スアレスがいないからっていうふうにならないように。短い期間だと思いますけど、しっかり仕事したいと思います」
前半戦でリーグ1位の25セーブを挙げたクローザー・スアレスが、一時帰国の影響で後半戦再開後の数試合は不在となる。これを受けて、矢野監督は「優(岩崎)が1番後ろで投げるのがスムーズかな」と明言。岩崎がこの任務に全力で応えていく。
東京五輪のマウンドでも、「普段と同じような感覚で投げることができました」という左腕。シーズン中も厳しい戦いを経験しているからこそ、思いは変わらない。「オリンピックと比べて、リーグ戦の九回は軽いかと言われたら、そんなことはもちろんない」と、スアレス復帰まで九回のマウンドを守り抜くつもりだ。
そんな中でも、貴重な経験は生かしていく。東京五輪決勝・米国戦では、1点リードの八回無死一塁から登板して3人で封じた。「どこかしらでそういう緊迫したところが出てくると思うので、何かプラスになるんじゃないかなと思います」と特別な経験をシーズンでの登板に還元する。
日本を代表する投手からもさまざまな刺激を得た。「調整とかも、こういうのもあるんだなというか、参考になったところはありますね」と多くのことを吸収した。
チームに戻ったこの日は、キャッチボールなどで調整。青柳とともにグラウンド入りした際には、投手陣から拍手で迎え入れられた。「たくさんの人が喜んでくれたので、うれしかった。今度はチームの優勝に向けてしっかり力を出せるようにやっていきたい」。歓喜の秋へ、いつも変わらず腕を振る。
関連ニュース

編集者のオススメ記事
阪神タイガース最新ニュース
もっとみる【藤田平氏の眼】どうした?阪神の二遊間 敗戦の中で気になるのは先発落ちの木浪と前半途中交代の中野
阪神・村上が広島に一挙5失点 藤川監督「対策はできると思います」 初回2得点も逆転負け「打線がハマれば得点になる」
阪神・藤川監督 外弁慶打破や 「当然」1勝6敗1分ホームで勝利を 首位攻防3連戦、1・5差逆転へ
阪神・村上 まさか自己ワースト1イニング5失点 72年ぶり開幕投手の開幕4戦4勝ならず
阪神・前川 粘りの先制2点打 7戦連続安打と好調も「打っても1本止まり、2本目をどうするか考えたい」慢心せず
阪神・中野 右ふくらはぎ負傷交代 二回に自打球
阪神・原口 貫禄の2安打4打点 降格後初戦で逆転2ラン&V二塁打 虎党の大歓声「ありがたい」
阪神・藤川監督 中野拓夢の途中交代は「自打球ですね」4回5失点で初黒星の村上に「本人は分かっていると思いますので」