阪神2軍が12連勝!リーグ記録に王手 26日、藤浪が先発へ
「ウエスタン、阪神4-3オリックス」(25日、鳴尾浜球場)
阪神・平田2軍監督は勝利したナインを出迎え、最後は陽川の背中をポンッと叩いた。これで引き分けを挟んで12連勝。これまでの球団記録だった00年の10連勝を上回る快進撃で、リーグの連勝記録「13」に王手をかけた。
「緊張感やプレッシャーがある中で、ゲームをやるというのは力がつく」と平田2軍監督。7月30日からの12連勝中9勝は3点差ゲームを制している。ただ、リーグ記録には目もくれず「われわれは9月、10月の勝負どころで1軍に選手を送り込めるように」と2軍としての役割を追求していく考えだ。
この日は序盤から3失点もすぐに追いつき、七回は小野が三者凡退でリズムを作った。その裏に殊勲の犠飛を放ったのは陽川だが「僕の中では全然良くなかった」と振り返り、指揮官も「打ち損じや」と厳しかった。
この平田2軍監督の言葉が好調の要因でもある。首位打者の小野寺や小林、守屋など1軍経験豊富な中継ぎもいる。その選手たちを時に厳しく、時には褒めて鼓舞している。勝負のシーズン終盤に、ファームからの救世主が現れるはずだ。
26日は藤浪が2軍降格後初先発に臨む。勝てば、リーグの連勝記録に並ぶ大事なマウンド。再昇格を目指す右腕にとって、これ以上ない舞台が整った。