阪神・マルテ昇格 低調打線に起爆剤!超重量MSRクリーンアップで甲子園から再神撃

 3位に転落した阪神が、2軍で調整中のジェフリー・マルテ内野手(30)を31日の中日戦(甲子園)から1軍に昇格させることを30日、決定した。矢野燿大監督(52)が明かしたもので、低調な打線のてこ入れとして中継ぎのアルカンタラとの入れ替えを決断。外国人野手3人がクリーンアップを形成することが予想される。マルテが3番に座る重量打線で首位再浮上を狙う。

 救世主となるか。頼もしい男が打線に帰ってくる。「火曜日から上げるよ」。矢野監督がマルテの1軍昇格を明言した。

 球宴参加後に一時帰国したマルテは、再来日後の隔離期間を経て2軍調整が続いていた。その間に、一足早く一時帰国から再来日していたロハスが1軍で活躍。外国人枠の関係で昇格のタイミングが難しくなる中、大山、佐藤輝の打撃不振もあり、チームは一気に3位へと転落した。

 「ロハスも頑張っていたし。アルカンタラもあそこ(中継ぎ)のところで欲しいなと思っていたけど…ちょっと申し訳ないけど、抹消してマルテを上げようかなと」。矢野監督は打線の立て直しが急務と判断。後半戦は中継ぎで登板していたアルカンタラの2軍行きを泣く泣く決めた。

 外国人1軍登録5人枠をサンズ、ロハス、マルテの野手3人、ガンケル、スアレスの投手2人で使用。マルテが一、三塁、サンズが一塁、外野を守れることで野手3人の同時出場も可能だ。ベンチ入りは4人までとなるだけに、ガンケルが先発する日のみ、野手の一人を休養させる。

 再来日後、マルテはウエスタン・リーグに5試合出場して打率・462、2本塁打と躍動。首の寝違えで25、26日の試合を欠場したものの、自ら志願して三塁守備に就いた29日の練習試合・大商大戦では2安打1打点と活躍し、「準備はできている」とアピールした。

 矢野監督が前半戦の野手MVPに挙げたほど、「3番・マルテ」は他球団の脅威となっていた。チーム最多52個の四球で出塁する選球眼の良さが大きな魅力。同2位の得点圏打率・338の勝負強さに加え、豪快な一発も放ち“ラパンパラ”でムードも盛り上げる。

 今は近本、中野の1、2番が好調。“定位置”にM砲が座ることで、打線につながりが出て、4番・サンズ、5番・ロハスへとつながる外国人クリーンアップで厚みも増す。

 9月3日からは巨人、7日からはヤクルトと、上位チームを甲子園に迎える阪神。強力打線で迎撃し、首位の座を取り戻す。

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