阪神・藤浪が再昇格で竜斬りへ 開幕と同じ“原点回帰ローテ”矢野監督が示唆
阪神・矢野燿大監督(52)が30日、藤浪の再昇格と先発ローテ再編を示唆した。連敗阻止を狙う31日からの中日3連戦は青柳、伊藤将に続いて藤浪が9月2日の3戦目に登板する見込みだ。ガンケルは次カードの巨人3連戦にまわり、4日の2戦目の登板が濃厚。西勇、秋山と共に首位争いに挑む。くしくも開幕時と同じ顔ぶれとなった“原点回帰ローテ”で再進撃を図る。
首位奪回へ、矢野監督が先発ローテ再編に乗り出した。28日・広島戦に抜てきしたルーキー・村上が3回5失点KOと期待を裏切る形となり、将は「藤浪?もちろん、村上がああいう状態やから」と起用を示唆した。
藤浪は19日・DeNA戦で五回途中4失点。黒星を喫し、2軍降格となったが、26日のウエスタン・オリックス戦では12三振を奪うなど7回5安打1失点と見違えるような快投を披露した。試合後には「藤浪使おうとなるようにアピールするしかない」ときっぱり。9月2日の中日戦3戦目の先発が有力。絶好のタイミングで出番が回ってきた。
G倒は安定感抜群のガンケルに託す。中8日の登板間隔を空け、4日・巨人戦に向かう見込みだ。後半戦初登板となった26日・DeNA戦は七回途中2失点で7勝目をマーク。投手練習ではキャッチボールで感触を確かめて準備を進めた。
この日、後半戦から中継ぎに配置転換されていたアルカンタラがマルテの昇格に備えて登録抹消に。「七回の男」が不在となり、福原投手コーチは「先発が七回まで投げてくれることが理想」と先発陣に奮起を求めつつ、「何とかみんなで優(岩崎)とスアレスにつなげるように」と中継ぎ陣も総動員で臨む覚悟だ。投手陣一丸となって、ストロングポイントを取り戻す。