15連勝かかる阪神2軍戦 西純がプロ最長の8回を2安打無失点
「ウエスタン、阪神-広島」(1日、鳴尾浜球場)
先発した阪神の西純矢投手はプロ最長の8回を投げて、2安打無失点。8つの三振を奪う快投を見せた。
初回はこの日、最速タイの152キロ直球で連続三振を奪うなど、完ぺきな立ち上がり。三回まで無安打投球を続けた。四回2死から初安打を許すも、続く桑原は力強い直球で空振り三振に斬った。
五回、六回は打たせて取る投球で三者凡退。ただ、味方が先制した直後の七回にピンチを招く。1死から四球と安打で一、二塁。それでも、クロンをスライダーで空振り三振。最後は正随を三ゴロに仕留めた。
プロ最長となる八回もマウンドへ。ここではもう一段ギアを上げた。150キロ超えの直球を連発し、三者凡退。110球の力投で仕事を果たした。
この日はファーム記録の15連勝がかかったマウンド。平田2軍監督は前日に「純矢がどのような投球をしてくれるか。『今日、勝ったら15連勝やぞ!』って言わな。がんがん、プレッシャーをかけて、(それでも)見せ所やんっていうような強い選手を作りたい」と、西純に期待していた。右腕はその期待に見事に応えた。