阪神・藤原オーナー、矢野監督に続投要請 16日に直接会談「来季もお願いしたい」

 「阪神1-0中日」(18日、甲子園球場)

 阪神・藤原崇起オーナー兼社長(69)が18日、矢野燿大監督(52)に来季の続投を正式に要請したことを明かした。16日に西宮市内の球団事務所で会談したといい、契約最終年の3年目となる矢野監督の手腕を高く評価した。矢野監督は続投要請に関する問いに正式な回答はせず、16年ぶりのリーグ優勝へ集中する姿勢を強調した。

 本気でリーグ優勝を願うからこそのタイミングだった。来月11日にはドラフト会議を控え、今後、優勝争いは佳境を迎える。藤原オーナーはチームが東京遠征から帰阪した16日に矢野監督と直接会談し、「来季もお願いしたい」と来季続投を正式に要請した。「前向きな空気?そう願っております。そらそうですと思うから、今、皆さんにお話もしているんですけどね」と受諾への手応えを口にした。

 矢野監督は今年が3年契約の最終年。初年度から3位、2位と順位を上げ、今季はルーキーの活躍もあり、首位に位置している。藤原オーナーは「非常に素晴らしい。(後半戦も)いろんな選手の状況があったり、他のチームも上がってきたり(する中で)、いろんな手を打って頑張ってくれている」と手腕を高く評価。契約年数などの条件は、シーズン終了後に詰めていく方針だ。

 試合後、矢野監督は藤原オーナーへの返答について「それはシーズンが終わってからなので」。藤原オーナーの続投を願う声にも「今を目いっぱいやって考えます」と話すにとどめた。一方で「この時期にそういうふうに言ってもらえるっていうのは。オレだけでできることじゃないしね。コーチの人が手助けをしてくれて、スタッフが見えないところで後押ししてくれて、選手がついてきてくれてというところの評価をしてもらえたなというのはありがたく思っています」と周囲への感謝を口にした。

 三つどもえの優勝争いが続く中、指揮官はシーズンの戦いだけに集中する。「一試合一試合が大事。自分たちの野球をどれだけやっていけるかっていうのが、タイガースファンの皆さんに一番喜んでもらえる」。16年ぶりVだけを目指し、全力で指揮を執っていく。

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