阪神 高橋の中5日プラン ヤクルト初戦から逆転Vフル回転 監督「状態見て」 

 逆転優勝へ最強左腕がフル回転だ!!2試合連続完封中の阪神・高橋遥人投手(25)が8日からの首位・ヤクルト3連戦(神宮)の初戦で先発することが4日、分かった。さらに状態次第となるが中5日で14日・巨人戦(東京ド)、20日・ヤクルト戦(甲子園)に先発するプランも浮上。16年ぶりのリーグ優勝へ、若き左腕に重要なマウンドを託す。

 絶対に負けられない首位・ヤクルトとの対決が8日から始まる。逆転優勝を狙う阪神は2試合連続完封&27イニング連続無失点中と圧巻の投球を披露している高橋に、大事な初戦のマウンドを託す。

 2日・中日戦(甲子園)ではわずか97球での完封劇。矢野監督も「遥人(高橋)が投げる時は絶対に勝つというムードを作ってくれる」と全幅の信頼を寄せている。ヤクルト戦の起用について指揮官は「調子が良いのはもちろん遥人。最終的にはコンディションを見て」と話し、中5日で神宮の先発に向かう。

 高橋にとってヤクルト戦は、苦い記憶がある。今季初先発となった9月9日の同戦(甲子園)では4回6失点でKOされた。投げるだけでいっぱいいっぱいになってしまっただけに、「しっかりバッターに向かって攻めの投球をしていきたい」と決意を口にした。

 前回対戦では村上らに適時打を許し、失点を重ねた。対策に挙げたのは、回の先頭をきっちり取ることだ。「長打の打てるバッターも多い。回の先頭をアウトにしてランナーをためない。しっかりとゼロで帰ってこられたら一番、良いので」と青写真を描く。

 優勝争いを勝ち抜くためには、上位チームとの直接対決を制すことが必須。万全ならばその後、14日・巨人戦、20日・ヤクルト戦にいずれも中5日で先発予定。虎の命運は、高橋に託されたと言っても過言ではない。

 前半戦は右脇腹の筋挫傷、上肢のコンディション不良で1試合も投げられなかった。後半戦は3勝1敗、防御率1・55と無双状態に入っているが「まだまだ何にもできていないので」と悔しい気持ちの方が強い。

 この日、高橋は静養に努めた。逆転優勝を信じ、大事なマウンドを託してくれる指揮官の思いに応えたい。「しっかりここから少しでもチームに貢献したいという気持ちだけです」。まずは眼前のヤクルト戦で雪辱を果たし、逆転Vへの道筋を作る。

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