3位・桐敷 将来の目標は沢村賞 ヤクルト・村上との対戦心待ちに
「プロ野球ドラフト会議」(11日、都内ホテル)
阪神からドラフト3位指名された桐敷拓馬投手(22)=新潟医療福祉大=が、将来の目標に沢村賞を掲げた。憧れの投手はプロ通算224勝を誇る工藤公康。「自分の中の持ち味」と話す最速150キロの直球を武器に、壮大な夢を現実にする。
緊張の面持ちで声が震える。「うれしさと一安心という気持ちが第一に頭に浮かんできます」と率直な思いを語った左腕は、少し胸を張って「ピッチャーと言えば沢村賞。それを取れるような投手になりたいなと思います」と野望を明かした。
対戦したい打者は同学年のヤクルト・村上。「全部の球種を使って、(ストライクゾーンの)隅に投げて、打ちづらい配球をして、打ち取りたいと思います」。強打者とのマッチアップを脳裏に描き、心を躍らせた。
「結果にこだわってチームを勝たせられる投手になりたいです」。ドラフト2位指名された鈴木(創価大)も同じ左腕。ライバルたちと切磋琢磨(せっさたくま)し、虎の新たな歴史を作り上げる。
◆桐敷拓馬(きりしき・たくま)
◆生まれ 1999年6月20日生まれ、22歳。埼玉県鴻巣市出身。左投げ左打ち。投手。178センチ、90キロ
◆球歴 屈巣小1年から屈巣ニュースターズで野球を始める。川里中では行田シニアに所属。本庄東では1年夏からベンチ入り。新潟医療福祉大では1年秋からリーグ戦登板。直球の最速は150キロ。球種はスライダー、ツーシーム、チェンジアップ、フォーク
◆好きな言葉 謙虚
◆好きな食べ物 カレーライス
◆趣味 モータースポーツ観戦
◆家族構成 父、母、姉、兄