阪神・大山 4番復帰で勝つ 矢野監督明言、マルテ3番で打線復調期待
背中の張りで3試合連続欠場中の阪神・大山悠輔内野手(26)が17日・広島戦(甲子園)からスタメン復帰することが16日、決まった。甲子園での全体練習を見守った矢野監督は「明日、行こうかなと思ってます。4番で行くよ」と明言した。
大山は12日に背中の張りを訴え、同日からの巨人3連戦(東京ドーム)を欠場。発端は7日・DeNA戦(横浜)で左脇腹に受けた死球だ。天王山となった8日からのヤクルト3連戦(神宮)は強行出場していたもようだが、井上ヘッドコーチは「無理をさせて、CSや日本シリーズに全く出場できないということが一番怖かった」と舞台裏を明かした。
予期せぬ事態に見舞われたが、もう大丈夫。大山はこの日、三塁と一塁でノックを受け、フリー打撃では40スイングで3本の柵越えを放って復調を印象づけた。
大山の復帰で3番に入っていた近本が1番、代役4番を務めていたマルテは3番に戻る。助っ人はここ3試合は11打数無安打。指揮官は「マルテが最近かえすところでかえせていない。チャンスを作ってかえすところまでが一連の流れ。まずはその形をしっかり作りたい」とマルテを含めた打線全体の復調を期待した。大山は10月は月間打率・371、4本塁打、8打点と絶好調。頼れる主将がラストスパートへ導く。