阪神・中野が大暴れ 球団新人6位123安打、4位12度目猛打賞、3位29盗塁!
「阪神11-0ヤクルト」(19日、甲子園球場)
打って走って阪神のルーキー・中野が大暴れだ。3安打2盗塁で今季12度目の猛打賞を達成。球団新人歴代単独4位となり、58年に巨人・長嶋茂雄が樹立したプロ野球記録の14度へあと2に迫った。
初回無死一塁からエンドランで左前打。近本の先制3ランを呼び込むと、三回は先頭で右前打して二盗成功。さらに四回2死一、二塁から右前適時打を放ち、直後に2つ目の盗塁もマークした。
試合後、ミスターの記録を聞かされても、中野は泰然自若だ。「あまり意識していない。チームの勝利に貢献できるような一打をこれからも積み重ねていきたい」。不動の2番打者にとっては、白星が何よりうれしい。
シーズン123安打は球団新人単独6位に浮上。さらにリーグトップの29盗塁も同3位となり、「目標の30盗塁は何とかクリアしたい」と意気込んだ。
おう盛な向上心が飛躍を支えている。投手のクイックモーションに対応するため、この日からすり足打法に変更した。試合前は不安もあったが、「ボールの見え方も良かった。今日はそれがうまくはまった」と納得顔だ。
残り5試合。中野らしく、全力プレーでミスターへ挑む。