阪神6位指名の日立製作所・豊田、元チームメート中日・小笠原と対戦熱望
阪神からドラフト6位指名を受けた豊田寛外野手=日立製作所=が21日、茨城県日立市内の同社グラウンドで畑山統括スカウト、平塚スカウトから指名あいさつを受けた。ドラフト会議当日は車中で指名を知り、「徐々にプロ野球選手になるんだという実感が湧いてきました」と改めて胸中を吐露。「開幕1軍を目指して」と、近本、中野ら大卒社会人出身で活躍する“先輩”の流れに続くことを誓った。
担当の平塚スカウトが「貴重な右打者。レギュラーを目指せる選手」と評価するように逆方向へ長打を打てる走攻守三拍子そろった万能外野手だ。豊田自身も「バッティングを見てもらいたい」と意気込み十分。東海大相模で同学年だった中日・小笠原とはドラフト後に連絡をもらったと明かし、「対戦してみたい」と闘志を燃やした。
虎とは何かと縁がある。高校時代は15年夏の甲子園優勝。全5試合に4番で出場し、打率・381、1本塁打6打点と貢献した。国際武道大時代は1学年上の伊藤将司(現阪神)らと17、18年の全日本大学選手権準優勝。「熱狂的なファンの方がすごく多くて伝統的な球団」という印象を持つチームへの仲間入りを心待ちにした。