他球団監督も“新庄効果”期待 阪神・矢野監督「大歓迎」ロッテ・井口監督「楽しみ」
日本ハムの新庄剛志監督が(49)が4日、北海道札幌市内で就任会見を行った。ド派手衣装、新庄節連発で注目を集めたが、他球団の監督からも“新庄効果”に期待、歓迎する声が相次いだ。
阪神の矢野燿大監督はド派手会見に「そりゃ新庄しかできないこともたくさんあるし。それを喜ぶ野球ファンの人もいっぱいいると思うし。それは新庄は新庄のアピールであったり、ファンの人の喜ばせ方があると思うんでね」と語り、「そういうことを求められているからこそ、新庄に監督をやってもらいたいというのも球団はあったと思うし。それは新庄らしくやってもらえればいいと思うし」と、後押しした。
矢野監督と新庄監督は1998年から3年間、同じタテジマを着て戦っている。「これから新庄にしかできないことにチャレンジしていくと思うんでね。そういうのは全然、球界にとっても良いことだと思うんでね。セ・リーグとパ・リーグでリーグは違うけど、それは俺らも耳にしたり、目にしたりするんで、盛り上げてくれるというのは大歓迎だと思っています」とうなずいた。
同じパ・リーグで戦うライバル球団も反応。ロッテの井口資仁監督は「どういう采配をされるか、非常に楽しみではありますし、パ・リーグが盛り上がると思いますので、本当にいいことじゃないかと思います。いろんな経験をされている方なので、どうなるか楽しみです」と就任を歓迎した。
今季は日本ハム戦で13勝7敗5引き分けと勝ち越した。球界からは常識にとらわれない采配をすると予想するOBもいるが「野球をやることには変わらないので」と、冷静な口ぶりで戦いを見据えていた。
また同じく1年目のソフトバンク・藤本新監督も歓迎モード。「彼も明るいしね。パ・リーグがどんどん盛り上がってくれたらありがたい。テレビではふざけているところもあるけど、会ったら紳士ですよ」と話し、「勝負しましょうって言うといてくださいよ」とメッセージを送った。