阪神 甲子園室内で10カ所打撃練習 矢野監督「しっかり数多く振る」
「阪神秋季練習」(14日、甲子園球場)
阪神は秋季練習第2クール初日の14日、甲子園に隣接する室内練習場で「10カ所打撃練習」を実施した。午前と午後で「室内の打撃組」と「グラウンドでの守備組」の2班に分離。打撃組はマシン打撃3カ所、手投げのスローボール打ち4カ所、ロングティー2カ所、さらに歩きながらトンボでの素振りも取り入れ、一心不乱にバットを振り込んだ。
「ここに来てる選手は、今のままでいいという選手はいないので。そういうの(打撃)を上げてもらうのはチームにとっても、それぞれが試合に出るためにも大事なことになる。秋は個々の練習になるので、そういう意識でしっかりバットを数多く強く振るっていう感じかな」
矢野監督はユニークな練習メニューの意図をそう説明する。秋季練習メンバーは伸び盛りの若手がメイン。今季のチーム打率・247はリーグ4位、本塁打数121と得点数541は同5位に沈んでおり、全体的なレベルアップを求めた。
ナインも意欲的に取り組んでいる。木浪が「本当に今じゃないとできない練習」と言えば、中野も「シーズン中は大きなスイングはしないんですけど、今は下半身を使って遠くに飛ばすことを意識しながらやってます」と力を込める。潜在能力を引き出し、チームの底上げを図っていく。
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