阪神・佐藤輝、鋼ボディー化や!肉体改造で勝負の2年目フル稼働目指す
来季こそフル稼働だ。阪神・佐藤輝明内野手(22)が17日、1年間戦い抜く体作りに励んでいることを明かした。秋季練習は、シーズン終盤に左膝を痛めたこともあり別メニュー調整中。リハビリメニューをこなしながら、筋力強化にも取り組み、2年目へ向けて鋼のボディーを作り上げる。
勝負の2年目へ、佐藤輝の肉体改造は始まっている。今季は126試合に出場し、チームトップの24本塁打、同4位の64打点と奮闘。ただ、夏場以降から徐々に調子を落とし、シーズン終盤には左膝を痛めた。来季こそシーズンを戦い抜くため、体作りに取り組んでいる。
「今だけやってもダメ。シーズン中も継続しないと。まず、下半身。(左)膝をけがしているので、もっと安定するように鍛えていきたい」
今オフのテーマはけがをしない体、どっしりとした土台作りだ。現在、リハビリ中で走り込みなどはできないが、ウエートやプールでランニングを行うなど、なるべく膝に負担をかけない形でトレーニング。また、チューブを使って下半身のインナーマッスルを鍛え、内側からの強化にも励む。
遂行される筋力アップ計画。仲野トレーナーは「新人離れしたというんですかね、近年まれにみる、新人としては仕上がっている体かなと思います」と話しながらも、「まだまだ、体力、筋力ともに課題がありますので」とさらなる成長を求めた。
1年間、波の少ないパフォーマンスを発揮するために欠かせない体力。ルーキーイヤーの今季、本塁打は前半戦の20本に対して後半戦は4本と低迷し、プロ野球の野手ワースト記録を更新する59打席連続無安打など失速した。同じ轍(てつ)を踏まない。佐藤輝は「もう少し増やしたい」と、公称では94キロとされる体重の増加にも取り組む考えだ。
あと一歩のところで逃したリーグ優勝。雪辱を果たす来季へ、佐藤輝が持つ天性の長打力に、向上した筋力が加われば鬼に金棒だ。猛虎打線を支えるために、若き主砲が鍛錬の日々を過ごし、一回りも二回りも成長する。
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