阪神・村上 力強い直球で上々 大山を空振り三振斬り「自信持って練習していきたい」
「阪神秋季練習」(19日、甲子園球場)
確かな手応えを得た。阪神の秋季練習が19日、甲子園で行われ、シート打撃に3番手で登板した村上頌樹投手(23)が、打者6人に対して1安打1四球と上々の投球を見せた。
目立ったのは直球の力強さだ。まずは同期入団・中野のバットを143キロ直球でへし折って三飛に仕留める。続いて打席に迎えたのは大山。すべて直球を投じて3球で追い込むと、最後もキレのある146キロで空振り三振に斬ってみせた。
「大山さんはストレートに強い。自分の力を試すいい場面で三振を取れたのは収穫です」。降板後には「今日の球の強さは良かった」と矢野監督から言葉を掛けられ、さらに自信を深めた。
今季はウエスタンで投手3冠に輝いた一方、2度の1軍先発では結果を出せなかった。「1軍では2軍でやってるもの以上のものを出そうとして失敗している感じだった。今日はいい村上を見られたね」と金村投手コーチも目を細める。
「自信を持ってこれからの練習をしていきたい」。若手有望株は2年目の飛躍を描くため、鍛錬を続ける。