阪神・栄枝 ドラ1森木の“世話係”指名に「自分も結果を残して」正捕手奪取を誓う
阪神の栄枝裕貴捕手(23)が21日、西宮市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、現状維持の800万円でサインした。初体験となる契約更改を終えた直後の会見では、矢野監督からドラフト1位指名された森木大智投手(18)=高知=の“世話係”に任命されたことを明かした。(金額推定)
期待の怪物右腕は高知中、高知高の5学年後輩にあたる。「(指名後に)連絡もあったし、(阪神入団前に)地元に帰ったときとかに何回かしゃべったこともある」と当然、面識はある。そこで指揮官から「“森木の面倒しっかり見てくれ”って言われた」という。
もちろん将来的には甲子園でバッテリーを組むことが目標だ。「地元も盛り上がると思いますし、そうなるように頑張りたい。自分も結果を残してちゃんと信頼されるように」と力を込める。
ルーキーイヤーの今季、ウエスタンで捕手としては長坂の66試合に次ぐ、47試合に出場。打率・257、1本塁打、18打点の成績を残した一方で、右肋骨を2度、疲労骨折して戦列を離れた。
それだけに「一番はケガをしない体を作ること」と話したが、来季の目標はもっともっと高い位置に置いている。「そう簡単にいけるとは思ってないですけど、レギュラーを自分が奪う気持ちで来年はやっていきたい」。堂々と1軍の正捕手奪取を誓った。