阪神・伊藤将、球種別被打率トップのチェンジアップ磨く DeNA・浜口、東を参考に
「阪神秋季練習」(24日、鳴尾浜球場)
阪神・伊藤将司投手(25)が24日、鳴尾浜での秋季練習を打ち上げ、DeNA・浜口や東のようにチェンジアップを進化させることを目標に掲げた。今オフはチェンジアップをブルペンで多投しており、決め球として奪三振増を目指す考えだ。
「三振を取れるような軌道で使えたらいいなと思う。ベイスターズの東さんや浜口さんのようなチェンジアップが投げられたら」
今季、一番打たれた割合が高かった球種がチェンジアップだった。共同通信デジタルによると、全体の投球割合は7・4%だが、被打率・278と球種別で最も高い。動画で研究の対象とする浜口や東はチェンジアップの被打率も1割台と、打線を封じ込めている。
チェンジアップに加え、同僚の秋山のような軌道のカーブを投げることも理想に掲げ「来年はカウントを取れるようにし、投げていく中で決め球になるようにしていきたい」と精度向上を図る。
今季、カード別で一番苦戦したのは巨人戦。初勝利こそ挙げたが、1勝3敗、防御率4・67と打ち込まれ「対策をしていきたいと思います」。宿敵へのリベンジに燃えるだけに、変化球を磨き上げて来季は進化した姿を披露する。