阪神・中野、来季GG賞獲る 巨人・坂本の金言胸に「信頼されるショートに」
阪神・中野拓夢内野手(25)が2日、1年目選手研修会に出席し、来季のゴールデン・グラブ賞を目標に掲げた。今季の遊撃手部門は巨人・坂本が受賞。192票差をつけられての2位だったルーキーは「ショートを守っているので取ってみたい。まだまだ取れる実力がないのは分かっている。エラー数を含めて、信頼されるショートになりたい」と力を込めた。
今季の17失策はリーグワースト。「2桁にいかないように」と来季目標を1桁台に設定。ただ、長所を消すつもりはない。「失策数だけ考えると消極的になってしまう。攻めながら2桁に乗らないようにしたい」。アグレッシブな姿勢を貫き、エラー減少を目指す。
今夏、オールスターで憧れの坂本と初対面し、技術向上のヒントをもらった。「右足のタメを坂本さんは意識していると言っていた。自分は流れてしまってタメが少ない」。オフの間も名手の金言を胸に刻み、レベルアップに励む。
この日、故郷・山形県から「スポーツ特別賞」を授与された。2013年に首位打者を獲得したソフトバンク・長谷川以来の受賞に「活躍することで、応援してくれる人に勇気、感動を与えられる存在になってきてると思う」と決意を新たにした。地元の声援を原動力に、名手の道を歩んでいく。