阪神・岩貞に若林忠志賞 授与式にサプライズでくまモンが登場「ありがとうだモン」
阪神は7日、球団が制定する「若林忠志賞」の本年度の受賞者を岩貞祐太投手(30)に決定したことを発表、同日に甲子園で授与式が行われた。
熊本出身の岩貞は2016年の熊本地震発生以降、『復興支援』と『子供たちへの野球振興』を目的に少年野球チームへの用具寄贈などを継続している。
授与式ではサプライズでくまモンが登場。「ありがとうだモン。これからも応援しているモン」と書かれた色紙を受け取った岩貞は「やっぱり地元に帰った時によく見るので、ほっとしますね。今年は(同じ熊本出身の)ヤクルトの村上選手が大活躍で、多分そっちにばっかり行っていたんでうれしいです」と“口撃”。くまモンが両手を振って必死に否定する場面もあった。
「地震で一番被害を受けた益城町には毎年行っていますし、町の復旧は進んでいますけど、まだまだなところはたくさんある。ああ良かったと喜ぶのは先のことだと思いますし、継続して活動をやっていけたらなと思います」と今後の支援継続を誓った岩貞。今季は1ホールドにつき5万円の寄付もしくは相当金額分の野球道具の寄贈を決めており、12ホールド×5万円の60万円と、この日受け取った活動資金などを元に支援する予定になっている。
同賞は球団創成期にプレーし、233勝を挙げた若林忠志氏が少年院慰問などに積極的だったことから、球団が社会貢献活動やファンサービス活動を積極的に取り組み優れた見識を持つ選手を表彰するものとして2011年に創設された。