阪神・中野が2900万増の3700万円で更改「まず時計を買います」

 契約更改を終え、笑顔で会見する中野(代表撮影)
契約更改を終え、会見する阪神・中野拓夢=甲子園(代表撮影)
 契約更改を終え、笑顔で会見する中野(代表撮影)
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 阪神・中野拓夢内野手(25)が14日、兵庫県西宮市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、今季年俸800万円から2900万増の3700万円でサインした。(金額は推定)

 「1年目にしてはだいぶ評価していただきましたし、結構上げていただいたと思います。まず時計を買いたいと思います。100万円いくかいかないかくらいですかね(笑)」

 日大山形、東北福祉大、三菱自動車岡崎を経て2020年度ドラフト6位で入団。1年目の今季は開幕1軍スタートを勝ち取り、遊撃のレギュラーを奪って135試合に出場した。打率・273、1本塁打、36打点。30盗塁で盗塁王に輝いた。

 「正直しんどかったなっていうシーズではありました。でも、1年目から優勝争いを経験することもできたので、いい経験ができた1年だったと思います。盗塁が一番収穫だと思っていますし、最初は走ったら全部アウトって勢いだったので。そこを何とか乗り越えて盗塁王を取ることができたので、そこは収穫だったと思います」

 昨年まで近本が2年連続で盗塁王を獲得しており「勉強になることがありましたし、一緒にやっていく上で負けたくないって気持ちも途中から出てきたので、しっかりと勝つことができて良かったです」と中野。来年に向けて「個人としてはバッティングと守備では今年以上の成績を出すことが目標ですし、盗塁に関しては50盗塁を目標に2年連続で盗塁王を取れるようにやっていきたいと思います。チームとしてはとても悔しい終わり方をしたので、この悔しさを忘れず来年、日本一になりたいと思います」と表情を引き締めた。

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