阪神・中野 1番で50盗塁目指す!知名度UPの“珍野望”も 2900万円増で更改

 2年連続の盗塁王へー。カメラに向かってポーズを決める中野(撮影・飯室逸平)
 契約更改を終え、笑顔で会見する中野(撮影・飯室逸平)
 契約更改を終え、笑顔で会見する中野(撮影・飯室逸平)
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 阪神・中野拓夢内野手(25)が14日、西宮市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、2900万増の3700万円でサインした。球団の2年目選手では02年の赤星憲広(233%)を上回る最高昇給率となる363%アップ。来季50盗塁を目標に2年連続盗塁王を目指す韋駄天(いだてん)は、将来的な1番打者定着への思いを明かした。(金額は推定)

 「1番を打ってみたいという気持ちはあります。将来的にやっぱり近本さんに1番をずっと任せるんじゃなくて、自分が打つという気持ちを持ってやっていきたいと思います」

 ドラフト6位入団から遊撃の定位置を奪取。夏場以降2番に完全定着した。135試合に出場して127安打を放ち、30盗塁でタイトルも獲得。「しんどかった」と心身共に厳しい戦いだったが、1年目から「優勝争いを経験できたので」とかけがえのない時間を過ごした。

 飛躍を期す2022年へ、理想の打者は主に1番で今季リーグ最多178安打を記録した近本だ。「積極的にいくところはいって、追い込まれた後は簡単に三振しない」。先輩は来季3番を打つことへの意欲を示している。背番号51は打率3割以上、出塁率4割を自らのノルマに設定し、1番打者の道を歩む。

 「中大兄皇子(なかのおおえのおうじ)さんに勝つことはできないかもしれないですけど、サンプラザ中野さんに勝てるように、もっと名前を売っていきたい」。22年は「虎の中野」が野球界を超えて全国区に-。“珍野望”も胸に、2年目へ向かう。

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