阪神・佐藤輝明内野手（２２）が２３日、プロ入り後初めて母校・近畿大学にがい旋した。同大ＯＢで東京五輪アーチェリー男子個人、団体銅メダリストの古川高晴（３７）とのトークセッションを行った。

　佐藤輝は大学時代から古川氏と接点がある。同大のアーチェリー部と野球部は練習場が近いことから、面識があり、ドラフトで阪神から指名を受けた直後もウエート場で「おめでとう、決まったんだね」と声もかけられたという。

　アーチェリーの弓引きも体験した佐藤輝。「想像より力がいります」と振り返り「全然、野球よりすごいと思います」と笑顔で語っていた。ルーティンについては佐藤輝も古川氏も特にないと明かしたが、しいて言えば佐藤輝はバッティンググローブは必ず左手から着用するという。「そっちの方が気持ちいい感じがする」という理由からだそうだ。

　トークショーの後半では、糸井が移動式の近大マグロ特大オブジェを持って「メリークリスマス！！」と笑顔で登場した。来年の目標については古川氏はパリ五輪出場、佐藤輝は「優勝の１ピースになれるように全力で頑張りたい」と力を込めた。