阪神・佐藤輝明内野手（２２）が２３日、母校・近大の東大阪キャンパスで「２０２１年近大の顔～母校でぶっちゃけ！～」と題されたトークイベントに参加し、東京五輪アーチェリー代表で男子団体、個人で銅メダルを獲得した古川高晴（３７）＝近大職員＝と対談。世界的な打者を目指すと決意した。

　屈強なサンタクロースが、特大の近大マグロのオブジェを押して登場した。その正体は超人・糸井。佐藤輝も目を丸くする。「メリークリスマス！」。“糸井サンタ”のサプライズ乱入で、トークショーはさらなる盛り上がりを見せた。

　佐藤輝も知らなかった特別出演だった。近大の近くで今回のイベントの開催情報を知り、「先輩呼ばれてないぞ」とマネジャーを通して広報に出演を提案。「マグロ（を運ぶ）しかあなたの場所はありません」と言われたが、サンタの帽子を自ら購入してまで出演した。古川と佐藤輝との対談には「（古川は）世界で戦われて、テル（佐藤輝）はルーキーで活躍をしましたし、アスリートとしてほんまに尊敬できます」と最大限の敬意を示した。

　「やっぱりあいつ（佐藤輝）は僕の中では特別。プレーも尊敬する部分も多いし、近大の後輩というのもあるんで」と後輩への愛が止まらなかった。

　卒業以来、約２０年ぶりの近大凱旋（がいせん）で、２人の後輩から力をもらった。「マグロパワー！」と“糸井節”も飛び出した。「テルと一緒に（試合に）出て、優勝目指したい」。来季は近大コンビで優勝へ導く。