矢野阪神 易学的には4位予想 「悪い年回り」も上位進出のカギはマイペース
デイリースポーツの恒例企画「易学から見るプロ野球大胆予想」。菱田易学宗家・菱田幸雄氏が今年も独特の視点で鋭く分析します。監督の星の運気などから見ると、今年の阪神はなんと…。野球評論家諸氏の見解とは全く異なる易学的順位予想をお楽しみください。
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今年のセ・リーグ予想は過去にないほどの難しさでした。虎ファンのデイリースポーツ読者の皆さまには言いづらいですが…阪神は4位と予想させていただきました。
矢野監督(五黄土星)の運気は多少下降気味という程度ですが、「八方ふさがり」という悪い年回りです。精神面が不安定となり、この星の人の欠点である自我の強さがマイナスに出やすくなります。また、井上ヘッド(二黒土星)の運気がどん底で、緻密さが悪い方向に出やすくなる点も心配です。ただ、今年は悪い年回りであることを踏まえて焦らず、試合の結果に一喜一憂せず、マイペースを心がければ上位進出も見えてくるはずです。
優勝は広島と予想しました。佐々岡監督(六白金星)の運気は下降気味ですが、河田ヘッド(六白金星)との相性が大吉です。ともに「八方ふさがり」から明けたことで、今年こそは頂点を狙える運気と見ました。
昨年は苦しんだDeNAですが、2位と予想しました。三浦監督(九紫火星)の運気は絶頂に近づいてきています。コーチ陣のサポート次第とはなりますが、監督の運気そのものには優勝争いできる強さがあります。
巨人のV奪回は難しそうです。原監督(六白金星)の運気は絶頂に近づいてきていますが、元木ヘッド(二黒土星)の運気がどん底で、監督の六白金星の欠点である頑固さや優柔不断な面がマイナスに出てしまうと、優勝争いから遠ざかってしまうかもしれません。
立浪新監督(四緑木星)で注目される中日ですが、1年目は苦しいシーズンになりそうです。この星の人は冷静沈着で理論派タイプです。選手をよく観察し、その特質をつかんで起用する事に長けた監督になるでしょう。
ただ、今年は周囲の期待がかなり高いことから、まじめで実直な性格がマイナスに出やすくなります。来年以降に本領発揮といったところでしょうか。
最下位は昨年日本一のヤクルトと出ました。高津監督の五黄土星は、運気こそまずまずですが「八方ふさがり」という悪い年回りにあたります。判断力が鈍り、失敗すると焦りも出てきます。ただ、松元作戦コーチ(二黒土星)の運気が強いので、サポートが期待できます。監督がコーチ陣の意見を積極的に聞き入れていけば、上位進出もありえます。
◆菱田易学 原点は紀元前600年ごろに中国で開かれた「周易」までさかのぼる。それを基に、生まれ年、精神リズム、方位、深層心理などを複雑に組み合わせた独自の易学。初代・菱田正一氏が1902年に始め、100年以上にわたって岐阜で多数の人々を指導し、全国から信奉者が集まる。国会議員などの選挙では事務所の家相、開設時期などを助言。プロ野球選手らスポーツ選手が相談に訪れることも。