阪神・ドラ4前川 1軍キャンプ目指して猛特訓 打撃練習へウキウキ「早くやりたい」
阪神ドラフト4位・前川右京外野手(18)=智弁学園=が11日、時間を見つけては打撃練習にいそしんでいることを明かした。第1クールの全体練習では基礎をじっくり学んだため、バットを持ったのはペッパーの時のみ。1軍キャンプ帯同の可能性も残されているだけに、新人合同自主トレでの一日も早い打撃練習を心待ちにした。
うずうずした気持ちが抑えられない。前川がアピールへ向けて、“特訓”を行っていることを明かした。
「食事前に時間があればやっています。確率を上げないとだめですし、自分の魅力はスイングスピード。しっかり振って捉えていくところを求めていきたい」
夕食前に、室内でマシン打撃や置きティーを約1時間半。納得がいかなければ、食後も1時間ほど一人で黙々とバットを振っているという。置きティーでは外角低めと内角高めにポイントを設定し、「下半身の使い方が下手くそなので、そこの確認と、打球の角度をつけた状態で振るように」と時間を見つけては打ち込んでいる。
それもそのはず。自主トレの内容次第では1軍キャンプ参加の可能性も残されており、燃えに燃えている。8日には鳴尾浜練習2日目にして異例のロングティーを志願。9日から始まった新人合同自主トレ第1クールを終えた感想については「全体練習の中でバッティング練習をやる機会がないので早くやりたいです」とアピール機会を待ち望んでいる。
高校時代から練習の虫。「バットを振るのが好きなので。一日にやり残したことがないようにしている」と、夜の11時半頃までバットを振り続けた日もあった。その姿勢はプロでも変わらない。さらにパワーを落とさないためにも、夜食を含めて一日に4食を食べるなど肉体維持に努めている。
この日は雨天のために甲子園室内で汗を流したが、最後のストレッチポールを使った体幹トレーニングに苦戦。「高校時代にやっていなかったので、人よりできていない。しっかり丁寧にやっていけたら」とうなずいた。まず目指すは宜野座。未来の大砲候補は打って、打って、打ちまくる。