掛布氏が85年虎Vメンバーと震災復興イベントに出席 「次の世代に伝えなければ」

 黙とうを捧げる(左から)松村邦洋、仲田幸二氏、池田親興氏、掛布雅之氏、中西清起き、的場寛一氏、山本翔也氏(撮影・田中太一)
 子供らに炊き出しのカレーを振る舞う掛布雅之氏。右奥は松村邦洋(撮影・田中太一)
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 阪神OBの掛布雅之氏(66)が17日、神戸市長田区の大正筋商店街で開催された「震災から27年『~繋げよう未来へ~第18回神戸震災復興フリーイベント ONE HEART』」に初参加。日本一を成し遂げた1985年Vメンバーの池田氏、中西氏、仲田氏らとカレーの炊き出しやトークショーを行った。

 「心の笑顔」をテーマに掲げていた掛布氏は「27年という時が早いなというのが第一印象ですね。思い出したくないことかもしれないけど、忘れてはいけないことだと思うので。イベントに参加させてもらって感謝しているし、改めて次の世代の方たちにきちんとした形で伝えなければいけない一人なんだなと思いました。参加させていただいて良かったです」と振り返った。

 神戸長田名物ぼっかけカレーは現役時代の背番号「31」にちなみ、310食分を配った。タレント・松村邦洋とのトークショーでは地震発生時の思い出から、現在の阪神の話題に至るまで語り尽くした。「それが(復興の)答えなんじゃないですか。笑顔とか、笑い声とか」。この日、特設ステージ前の観覧席の最前列には少年野球のユニホームを着た子供たちが並んでいた。その後方にいた大人たちも皆、笑顔だった。

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