阪神・佐藤輝 指揮官の4番候補指名に発奮 確実性向上へ新フォームで「レベルアップ」

 練習中、森木(右)と笑顔を見せる佐藤輝(撮影・山口登)
 ミニハードルを飛び越えダッシュする佐藤輝(撮影・山口登)
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 阪神・佐藤輝明内野手(22)が18日、大阪国税局で行われた確定申告のPRイベントにリモートで出席。矢野監督から読売テレビの情報番組「朝生ワイドす・またん!」を通じて、大山とともに4番候補として指名されたことを受け「できるだけ上の打順を打ちたい。結果で応えたい」と発奮した。

 指揮官からの大きな期待の言葉を、佐藤輝も意気に感じている。朝の情報番組に出演した矢野監督から、大山と並んで4番候補として名前を挙げられたことに「期待していただいているので、なんとか結果で応えたい」と闘志を燃やした。

 昨季は4通り(4、5、6、7番)の打順を担い、最も起用された打順は46試合で出場した6番だ。ただ、今年は「できるだけ上の打順を打ちたい」と素直な願望も吐露。単純な比較はできないが、昨季の打順別成績では4番が打率・286と数字的には一番いい。

 シーズン歴代新人左打者で最多24本塁打を放った長打力から、クリーンアップを担う可能性が高い。「中軸はランナーを返すのが一番の目的だと思うので、そういうバッティングをしていけたら」と理想像を描いている。

 味方や相手主砲たちの刺激も力に変える。同じく4番候補となる大山からは「チームのために絶対やってやるぞ!という気迫を感じた」と戦う姿勢を学び、ヤクルト・村上ら敵の主砲からは「やっぱりホームランが打てる」と、強打者としての姿を感じていた。

 敵の4番に負けじと効率よく本塁打を量産するために、確実性の向上を目指す。「出塁で出られるのが一番いいバッターだと思う。できるだけ打てるようにボール球もしっかり見送って、レベルアップしていきたい」。シーズン歴代6位タイの173三振を喫した反省を生かし、同じ失敗は繰り返さない。

 強化練習を行う鳴尾浜では、打撃フォームの見直しも行う最中だ。春季キャンプ期間で形を確立させるために「球を引きつけて打てるように、ボールを長く見るような打ち方にしていきたい」と決意。“新フォーム”で進化を示し、指揮官の思いに応えていく。

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