阪神 伊藤将の父・正宏さん いつか「伊藤将司記念館」つくる 実家に勲章展示

 伊藤牛乳店に展示される伊藤将司グッズ&記念品
 2年目も活躍が期待される伊藤将
2枚

 阪神・伊藤将司投手(25)の父・正宏さん(52)が、千葉県横芝光町の「伊藤牛乳店」から息子にエールを送った。同所には1年目に獲得した勲章の記念品や写真が掲示されているが、将来的には「伊藤将司記念館」の誕生を夢見ている。地元の野球人口拡大のために少年野球大会「伊藤将司杯」を開催しており、“地元の星”であり続けるため、息の長い選手生活を送ることを願った。

 「伊藤牛乳店」の壁や机の上には、伊藤将の野球用具やユニホーム、写真がズラリと並んでいる。正宏さんも「まさかこんなに勝てるとは…」と誇らしげに見つめ、「警察の人も外からのぞいて入ってきたことがある」とうれしそうに話した。

 伊藤将は昨季、新人で10勝を挙げ、10、11月度月間MVPの盾や新人特別賞のトロフィーなどを獲得。販売店にはそれらも展示されており、まさに活躍の証しを感じ取れる空間だ。2年目以降も、新たな勲章を手にしていく可能性はあり、将来的には「伊藤将司記念館くらいになれればいいね~」と正宏さんは思いをはせる。

 帰省時に会話した際「関西っぽい風に話すんだよね」とイントネーションに違いを感じ取ったという。年始にはゴルフで対決したが、勝敗は五分五分。それでも「ゴルフは右で打つんだけど、JR東日本の時にやった時より、全然飛距離が違った」とパワー面での成長に驚いた。

 阪神入団が決まった昨季から少年野球大会「伊藤将司杯」を横芝光町で開催している。1年目からの冠杯は異例ともいえるが「どうしても野球をやってくれる子どもが増えればいいなとね。将司の時は20チーム近くあったのが、9チームくらいしかないから」と野球人口底辺の拡大に向け、親子で決心したという。

 伊藤将の活躍が子どもたちの励みとなる。「将司が現役の間は冠杯をやるよ」。阪神を代表する投手として成功を遂げ、いつの日か記念館設立を実現させる。

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