阪神・佐藤輝、同期でも「打つ」久々“真剣勝負”心待ち「早く慣らしていきたい」

 打撃練習の合間に笑顔を見せる佐藤輝(撮影・飯室逸平)
 雨の中、ノックを受ける佐藤輝(撮影・山口登)
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 「阪神春季キャンプ」(2日、宜野座)

 阪神・佐藤輝明内野手(22)が3日に予定されているシート打撃を待ちわびた。昨年11月以来となる、投手の生きた球を打つ機会。同期入団の、村上と対戦する可能性もあるが「誰が相手でもしっかり打つというのは変わらない」と意気込んだ。

 アピールに燃える若手投手らと、久々の“真剣勝負”だ。「久々なので早く慣らしていきたいという感じです」。2カ月後の開幕に向け、徐々に勝負勘を取り戻していく。

 佐藤輝自身も結果を求めていく中で「一番は自分のためになるように。一番のアピールは結果を出すことなので、そこにフォーカスしてやりたい」と意欲。バットのグリップを体に近づける新フォームで、首脳陣にすごみを見せつける。

 守備位置にも注目だ。自身は三塁挑戦を希望しているが「外野もちゃんとやっています」と話す。井上ヘッドコーチはシート打撃の中で「可能性がないことはないな」と三塁を守らせることも示唆。生きた打球にも慣れさせていく。

 この日は雨の影響もあり、室内練習場でのティー打撃などで汗を流した。体力面の課題を指摘されることもあるが「パワーとか瞬発力っていうのは他の人にはないものを持っているので、どっちもどっちかなと思います」と笑った。さらなる進化へ練習漬けの日々を過ごす。

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