阪神・佐藤輝“スパルタ教育”に応える 開幕までほぼフル出場予定「強くなります」

 「阪神春季キャンプ」(17日、宜野座)

 阪神・佐藤輝明内野手(22)が17日、矢野監督が示した“スパルタ教育方針”に応えていくと意気込んだ。地獄のようなキャンプメニューをこなしつつ、19日以降の実戦にほぼフル出場する予定。体力不足で失速した昨季と同じ轍(てつ)を踏まないためにも、ゲームに出続ける体力を養っていく。

 両翼をスタート地点に打球を追うハードな練習でヘトヘトになった後、矢野監督の“教育方針”を伝え聞いた佐藤輝は、笑いながら「強くなります」と宣言した。スタミナ不足という課題を克服するために、実戦に出場し続けシーズンへの準備を整えていく。

 紅白戦含め、ここまでのキャンプ中の実戦4試合でフルイニング出場中。指揮官は「出る中で強くなっていく部分と、感覚をつかむという部分があると思うし」と明かし、佐藤輝を開幕までのほとんどの実戦で起用していく考えだ。

 本人は連日の猛練習で疲労がたまっている。昨年の春季キャンプと比べ、今年は「しんどいですけどね。しんどいです」と苦笑いを浮かべる。この日も小雨が降る中、アメリカンノックなど強度の高い練習をこなした。それでも「チャンスを多くもらえるということなんで、無駄にしないようにやっていきたい」と指揮官の愛のムチに応えていく覚悟だ。

 キャンプ初日、井上ヘッドコーチからは冗談交じりに「どうやって抜こうかというところを考えているのがアイツ。ずる賢い、本当にガキみたいなところがある」と言われていた佐藤輝。首脳陣の愛情ある“しごき”で体力強化中だ。ただ追い込んでいく中でも、実戦4試合の成績は15打数7安打で打率・467、1本塁打、2打点。フォーム固めは順調にきている。

 2年目の自覚も芽生え始めた。練習中の選手間のミーティングでは「ちゃんとコミュニケーションを取れるように、そういう場面でも発言できたらいいかなと思います」と積極的に自身の意見を伝えているという。スパルタ指導を乗り越え、佐藤輝がたくましさを増して開幕戦のグラウンドに立つ。

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