正捕手争い激化!阪神・梅野、坂本がそろってタイムリー 開幕スタメンへ猛アピール合戦

 正捕手の座を争う梅野(左)と坂本
 8回、適時二塁打を放つ梅野(撮影・棚橋慶太)
 3回、先制適時打を放つ坂本。投手・奥川(撮影・田中太一)
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 「オープン戦、ヤクルト4-9阪神」(27日、ANA BALL PARK浦添)

 激化の様相を呈してきた阪神の正捕手争い-。梅野も坂本も一歩も引くつもりはない。開幕カードで激突するヤクルトとの“前哨戦”。快晴の浦添に両者の心地良い打球音が響き渡り、アピール合戦が展開された。

 まず魅せたのは「8番・捕手」でスタメンマスクをかぶった坂本だ。三回無死一塁。初球に江越が二盗して好機が拡大すると、奥川が2球目に投じた145キロ直球を、逆らわずに右前へと運んだ。

 二走・江越の好走塁で先制打となり「右方向に打った方が走者も進みやすい。場面を動かしたい気持ちはあったので、ヒットになって良かったです」と意図的に打ったと明かした坂本。26日・楽天戦で7投手の継投による“ノーヒットノーラン”を達成したヤクルトの記録に終止符を打った。

 そして坂本が打てば、梅野も黙ってはいない。2点リードの八回2死二塁から、木沢のシュートに反応。中越えの適時二塁打を放ち「こういう形でキャンプ最後の実戦を終えられて良かったし、内容のある打席だった」と確かな手応えを口にする。

 3月25日の開幕戦まで1カ月を切った。昨季まで正捕手を務めてきた梅野が意地を見せるか、キャプテンに就任した坂本が奪い取るか-。開幕マスクを巡る2人の争いが、ここから本格化していく。

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