「オープン戦、阪神３－１楽天」（６日、甲子園球場）

　阪神が勝ち、オープン戦５試合で２勝３敗とした。

　打線で存在感を見せたのはベテラン糸井だった。１点リードの四回１死一塁で、バックスクリーンへ今年の実戦初本塁打となる２ラン。パワー健在ぶりを見せつけた。

　外野のレギュラー争いは中堅・近本、右翼・佐藤輝が確実視されるなか、左翼は不透明だ。レフト争いは糸井が一歩リードか問われた矢野監督は「いやいや、それは決めていない。レフトは全然決まってない」と強調。前置きした上で「その中でもいいホームランだったっていうのはもちろんそうだし、ヨシオ（糸井）の姿勢というのはキャンプからずっと見本になってくれているところも含めてね、ヨシオがやってくれてるなっていう印象ではあるけど、それはまだまだ試合が残ってるんでね」と、決断はまだ先になる考えを示した。