阪神が13安打10得点で広島に快勝 ロハスが先制&決勝打 定位置奪取へ猛アピール
「オープン戦、阪神10-3広島」(8日、甲子園球場)
阪神が13安打10得点で大勝した。試合前までオープン戦打率・154と苦しんでいたロハスが、先制打&決勝打の2安打3打点と躍動。左翼の定位置奪取へ、猛アピールした。
助っ人の最大の見せ場は同点に追い付かれた直後の六回だった。無死満塁の絶好機で右打席に入ると、ドラフト2位左腕・森(三菱重工West)の低めに落ちる変化球を一振り。打球は中堅手の頭上を越え、勝ち越しの2点二塁打となった。
その後、猛虎打線が大爆発した。江越、島田、小野寺、佐藤輝とたたみかけるようにタイムリーを放ち、打者13人で一挙8点を奪った。2試合連続無安打中だった佐藤輝は、3安打を放ってオープン戦打率・381と急上昇。攻守にわたる梅野の存在感も目立った。
先発・西勇は3回3安打無失点と上々アピール。前回登板した2月26日・中日戦(北谷)では右手指のマメがつぶれたため、1イニングで降板。この日のマウンドで不安を払拭(ふっしょく)し、有力視される開幕2カード目の3月29日・広島戦に向けて前進した。
一方、2点リードの六回から救援登板した伊藤将は不安が残る内容だった。いきなり菊池涼、中村奨と連続長短打を許し、西川に左中間へ同点の2点適時打を献上。七回も磯村に左翼フェンス直撃の適時二塁打を浴びた。