阪神 開幕筆頭候補の青柳が7回1失点の好投 97球、緩いカーブもさえ渡る

 先発し力投する青柳(撮影・田中太一)
 2回、石川を一塁ゴロに打ち取りベースカバーに走る青柳(撮影・田中太一)
 7回、熊谷の好守でピンチを脱しグラブをたたいて喜ぶ青柳(撮影・田中太一)
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 「オープン戦、阪神-中日」(11日、甲子園球場)

 先発マウンドに上がった開幕投手最有力の阪神・青柳晃洋投手(28)が7回を投げ、4安打1失点と順調な調整ぶりを示した。

 初回は先頭・大島を122キロスライダーで見逃しの3球三振。2番・岡林には右前打、4番・ビシエドには四球と出塁を許した場面こそあったが、3番・高橋周を空振り三振、5番・鵜飼は見逃し三振と奪ったアウトは全て三振だった。

 二回以降も青柳は快調だ。二回から四回にかけて三者凡退に仕留めるなどテンポ抜群。二回先頭の木下には112キロの緩いカーブで空振り三振に仕留めるなど、変化球のキレもさえ渡っていた。

 1点リードの五回は先頭・木下、石川昂に連打され、その後1死三塁から京田の左犠飛で同点こそはされたが、落ち着いた投球で最少失点にまとめた。六回には2死一塁の場面で、一走・岡林をけん制でアウトにするなど、投球以外でも好プレーが見られた。

 「僕の中では勝手に(開幕投手に)投げるだろうと思っていますけど(笑)。あとは、監督しか分からないことなので」と登板前に青柳は言及していたが、初めての大役の座をグッと引き寄せるような投球を展開した。

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