阪神・中野 初実戦で初打席初安打 不安一掃「10割ぐらいで走れている」

 1回、今季初の実戦で安打を放つ中野
 ノックを受ける中野(撮影・石井剣太郎)
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 「教育リーグ、阪神4-1中日」(11日、鳴尾浜球場)

 大逆転の開幕スタメンへ上々の再スタートだ。阪神・中野拓夢内野手が下半身のコンディション不良から実戦復帰。初回、左腕・松葉のスライダーを中前へ運び、順調な回復をアピールした。

 「打席での自分の感覚が1打席目から出せていた。個人としてもヒットが出たのは安心したというか、良かったなと思います」

 三回までの限定出場で2打数1安打。遊撃で打球処理する場面はなかったが「久しぶりに守りに就いたという感覚は確認できた」と試合勘を取り戻すには十分で「怖さも全くない。10割ぐらいの力で走れている」と不安をぬぐい去った。

 12日に6イニングに出場し、13日はフル出場予定。井上ヘッドコーチは状態次第で15日のソフトバンクとのオープン戦から1軍に合流させる方針を示しており、中野も「1試合でも早く1軍の試合に出たい」とレギュラー奪回に燃えている。

 この日は「3・11」。山形県出身の中野は「そういった日に自分も復帰できた」と感慨深そうに語り、「何とか今年も自分のプレーでいいニュースを届けられるように頑張りたい」と決意を新たにした。

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