阪神 オープン戦9戦負けなしの6連勝 先発藤浪は5回2失点 佐藤輝、中野も魅せた
「オープン戦、オリックス2-3阪神」(18日、京セラドーム大阪)
阪神はオープン戦9戦負けなしの6連勝。2年連続の開幕投手を務めることが濃厚な先発・藤浪晋太郎投手(27)が5回2失点に抑え、打者陣では佐藤輝や1軍合流したばかりの中野の打撃が光った一戦となった。
“開幕リハ”的意味合いも強い試合、藤浪は初回に最速160キロをマーク。五回には足首付近に打球が直撃するシーンもあったが、大里を150キロ超のボールで空振り三振に斬るなど、問題は感じさせなかった。
中継ぎでは新外国人のケラーが来日2試合目の登板。最速は152キロを計測し、スライダーも解禁。徐々にギアを上げてきた。
打線は1点を追う四回、相手好投手・山本とのこの日2度目の対戦に臨んだ佐藤輝が魅せる。128キロのカーブを完璧に仕留めた打球は、中堅・渡部のグラブを強烈にはじき、同点の適時三塁打。「良い投手ですし、甘い球はほとんど来ないので、しっかり一発で仕留めることができて良かったです」と手応えをにじませた。
下肢コンディション不良から復活し、1軍合流した中野が力を発揮したのは同点の七回。比嘉がカウント2-1から投じたスライダーを思い切り引っ張ると、右翼線を鋭く破る一打となり、打球を見た中野は三塁まで激走。足も万全だとアピールしたシーンだった。