阪神・ケラー 守護神イケる!2度目登板も1回0封 初スラッター&150キロ超披露

 8回、力投するケラー(撮影・飯室逸平)
 8回、ケラーは吉田正を遊ゴロに打ち取る(撮影・山口登)
 8回、佐藤輝(8)とタッチを交わすケラー(撮影・飯室逸平)
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 「オープン戦、オリックス2-3阪神」(18日、京セラドーム)

 開幕にきっちり間に合いそうだ。阪神の新外国人ケラーが、八回に来日2度目となるマウンドへ上がった。本番の八、九回とは違うものの、シーズンを思わせる岩崎からの初リレー。来日初登板となった15日・ソフトバンク戦からの“進歩”を感じさせる投球で1回を無失点に抑えてみせた。

 先頭で相対したのは強打者・吉田正。3球目には来日後最速となる152キロの直球を投げ込み、続く122キロのパワーカーブで遊ゴロに仕留める。代打・中川にはフルカウントからの9球目、126キロのカーブで空振り三振を奪った。

 2死からの伏見には初球の直球を右前に運ばれたが、続く紅林の初球で今オフに取り組んだスライダーとカットの中間に当たる“スラッター”を披露。136キロの新球であっさりと遊飛に仕留めた。

 初登板に続く無失点となったが、直球の最速は当時の148キロから152キロにアップ。最速157キロの触れ込みには、まだまだだが、チーム合流1週間で着実に調子を上げている。本人も「前回と比べても良かった」と好感触を伝え、「(開幕まで)1週間あるけど、楽しみでならない。早くしびれる試合をしたい」と意気込みは十分。22日からのファームの試合で連投をテストして、シーズン本番へ向かう。

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