阪神・ケラー 初連投2/3回0封 連打浴びるも直後に併殺 抑え起用「ありがたい」
「ウエスタン、オリックス0-3阪神」(23日、杉本商事バファローズスタジアム舞洲)
開幕守護神に決定した阪神の新外国人、カイル・ケラー投手(28)が23日、ウエスタン・オリックス戦(杉本商事BS)で来日初の連投を試し、2/3回を無失点に抑えた。「連投で体が問題なかったのは良かった」と安ど。安藤2軍投手コーチも「連投テストは問題ない」と合格点を与えた。
3-0の六回にマウンドへ。先頭・来田、代打・西村に連打を浴びたものの、続く池田をこの日の最速147キロ直球で三ゴロ併殺打に仕留めてマウンドを降りた。予定より少し多い16球を要したが、「シーズンを戦っていたら、自分で作ってしまうピンチもあるでしょうから、その中で意図してゴロを打たせられたのは良かった」と前向きに振り返った。
22日には2軍練習試合・オリックス戦(京セラ)に登板して1回無失点。試合後に矢野監督が抑えとして起用することを明言した。「ありがたいですね。大事な役割を任せていただけて光栄ですし、言われた以上、しっかり仕事を全うしたい。金曜日の開幕が待ち遠しいです」と右腕。虎の新守護神として、マウンドに君臨する。
◇カイル・ケラー(Kyle Keller)1993年4月28日生まれ、28歳。米国ルイジアナ州出身。193センチ、86キロ。右投げ右打ち。投手。背番号42。サウスイースタン・ルイジアナ大から15年ドラフト18巡目でマーリンズ入団。19年8月にメジャーデビュー。20年のエンゼルスを経て、21年はパイレーツでプレー。メジャー通算成績は44試合1勝1敗、防御率5・83。