阪神・佐藤輝 悔し好機に凡退 徹底的な内角攻め打ち破る
「阪神0-4ヤクルト」(27日、京セラドーム大阪)
阪神・佐藤輝のバットが無情にも空を切った。1点を追う五回2死一、二塁。高梨の変化球にタイミングを崩され、またスコアボードに「0」が刻まれた。唇をかみしめる新4番。京セラドーム大阪は虎党のため息に包まれた。
三回2死一、三塁の絶好機でも三邪飛。初回は右翼への二塁打で好機を拡大させたが、前日に続き得点に絡む打撃はできなかった。チームは23イニング連続無得点。責任を痛感しているに違いない。
開幕3連戦は13打数4安打の打率・308、1打点。ルーキーイヤーの昨年と同様に、相手投手は徹底的に内角を攻めてくる。その壁を打ち破らなければ、2年目シーズンでの進化は難しい。矢野阪神の浮き沈みも、背番号8にかかっている。